誰よりも遠くへ

川の流れに逆らって

もう日本維新の会には投票しません

三日ぶりのブログ。タイトルの通り政治の話題なので、興味のない方はブラウザバック推奨。でも、僕たちの世代の政治にかかわる重要な問題だと思うので、一人の大学生として意見表明をしておく。

 

現在、衆院内閣委員会では検察庁法改正案の審議が行われている。この法案、かなりヤバイ内容だと思う。この反共の僕が「共産党がんばれ」って言いたくなるレベル。

大まかな概要は「せやろがいおじさん」がまとめてくれているので貼っておきます。主観バリバリだけど僕の言いたいことは言ってくれています。

一応NHKニュースも要点を纏めてくれているので、しっかり論点を確認したい方はこの記事がオススメです。まあ議事録とか改正案もネットで見れるのでしっかりファクトチェックしましょう。

何がやばいって、要するに検察の定年時期を、内閣の判断で延長できるようになるって話。司法の独立の危機。検察庁は一応行政機関なんだけど、首相を含む全ての国民を刑事告訴できる権利を持っているので、ある程度の独立性が求められている。実は1月末に、安倍内閣検察庁で政権に近いとされる黒川検事長の定年延長を閣議決定してて、この内閣による定年延長を具体的に法に定める、というのが今回の法改正。

んで、この法案審議に対して、維新以外の野党は森法相の出席による内閣委と法務委の連合審査を要求したけど、与党側は拒否。(!?)結果的に維新以外の野党は審議を拒否し、自民・公明両与党と日本維新の会だけが審議に参加した。さらに維新の浦野靖人議員は委員会で審議拒否した野党を批判し、「もう来なくていいと思う」と述べた。

いや、維新アホなん?ってのが正直な感想。維新はなぜ審議を継続するのだろう。質疑で積極的に野党を批判していて寒気。結局維新が賛成に回ることで、「野党もすべてが反対しているわけではない」というロジックが成り立ってしまう。自民党の補完勢力のくせに。

僕は2019年7月の参院選神奈川選挙区で、維新の候補者に投票した。18歳を過ぎて初めての選挙で、僕は日本維新の会に一票を託したわけだ。理由はいろいろあるけどまあ消去法です。与党に入れるつもりはないので。でも今回の維新の態度はあまりにも政権寄りで、中道右派野党としての存在意義すら感じられなくなった。次回の選挙では入れるつもりはもうない。次の投票先、見当もつきません。とりあえず与党以外。

今決められている様々な法律は、年寄りの政治家が考えているくせに、生活に直結するのは僕たち若者層だ。2040年、高齢世代の割合がピークに達する時代に、この国を担うのは僕たちの世代だ。今の政策や法改正は、僕たちの世代の政治に直結してしまう。それが怖いし、だからこそ目を背けたくない。

政治家は若い人がやるべきだと思う。政策は実行されてから、効果が分かるまで10年、20年っていう時間がかかる。年寄りの政治家は、政策に失敗しても、その頃には政界を引退してしまっている。若い政治家であれば、20年後であっても現役で活動しているから、政策の失敗は政治生命にも直結する。維新の橋下さんが若くして政治家を辞めたのはずるいなあって思うけど、実際彼はこのコロナ流行の中で、かつての政策がボコボコに叩かれていた。そういう責任が伴うという点でも、やっぱり政治家は若い世代が担当するべきだと思う。

 

僕は昔から政治的な意見をTwitterで話すことが多い。たまに煙たがられたりもするけど、でもやっぱり政治から目を背けるわけにはいかない。次回の選挙、覚えておけよって気持ちでしかないです。